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救急判断迷ったときに!『#7119』認知度向上のための自動販売機施策

救急判断迷ったときに!『#7119』認知度向上のための自動販売機施策

ABSTRACT

人が体調不良でうずくまり、動けずにいる。そんな状況を目にした時、あなたならどんな行動をとるだろうか。(経過観察?救急車を呼ぶ?…)

救急出動件数のうち、約半数以上が入院を必要としない軽症者である。これは利用者による救急車の適正利用の判断のしづらさを表すと同時に、重症者の搬送が遅れ、命とりになる事が懸念される。119番を呼ぶか迷ったときの相談ダイヤルとして『#7119』があるものの、約7割の人が存在を知らず上手く活用しきれていない現状にある。
−助けたい。− そう思った時に躊躇せず行動するための一助となる『#7119』の認知度を上げることは今後ますます重要となってくる。
熱中症という誰にとっても身近な救急事態を例に、夏場の駅やバス停、屋外イベントの会場などでの救急対応のシーンを想定し、全国に約212万台ある自動販売機を利用した施策とする。熱中症対策商品(スポーツ飲料や塩分入りタブレット、瞬間冷却剤など)を自動販売機に入れ、各商品に#7119の紹介や熱中症、救急に関するプチ情報も一緒に取り付ける。
本施策により、#7119を含む救急車の適正利用に関する知識・関心を高める。万が一不調を起こしても、#7119が安心材料となり、落ち着いた対応に繋がると考えられる。
今後はSNSによる波及効果も狙いつつ、その他季節柄起きやすい病気や、体調不良を引き起こしやすい環境に焦点を当て、適した商品や情報を導入、シリーズ化し、#7119の認知度向上と救急出動効率化への一助を図りたい。

AUTHOR

勝見陽子 Katsumi, Yoko リハビリテーション専門職、作業療法士。臨床経験後、現在IT企業勤務。